技術士2次試験_必須科目Ⅰの考察

2019年07月29日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数: 735

受験生の皆様、お疲れ様です。

技術士会のホームページに、今年度の2次試験の

出題文が全部門で公開されました。

 

今年から必須科目は択一問題から記述式に変わったため、

受験生の皆さんだけでなく、来年受験しようと思っている方々も

興味があったのではないでしょうか?

 

全ての部門の必須科目において、

出題形式は統一されていました。

 

どの問題も4つの小問から構成されていました。

それぞれの部門の文言は多少異なりますが、およそ同じような出題でした。

(1)では対象分野における社会的問題に対して、多様な観点から課題を複数抽出すること。

(2)では、(1)で挙げた課題のうち、最も重要と考える課題を選び、複数の解決策を記述する。

(3)では、(2)で挙げた解決策に「共通して」生じうる新たなリスクとリスクへの対応策を記述する。

(4)では、(1)から(3)を遂行するにあたり、必要な要件を、「技術者倫理」、

「社会の持続可能性」の観点から記述する。

 

全部門で同じ出題形式であるため、おそらく来年以降も似たような出題となることでしょう。

さて、解決していきますが、(1)~(3)で特に困ることがあるでしょうか?

過去問題の選択科目Ⅲと変わる部分は殆どなく、唯一異なる点は、

記述した解決策に対して「共通した」リスクを回答する事でしょうか。

 

(4)では、技術者倫理がやはり問われました。

こちらのニュース記事でも何度か書きましたが、

必須科目で「倫理」が問われることは、既に技術士会のホームページでも予告されていましたので、

技術士倫理綱領を勉強していた方も多いかと思います。

出題文の中にも、ご丁寧に「社会の持続可能性」と書かれています。

倫理綱領にある項目であります。

公衆の利益を優先する事、地球環境を保全した行動をとること、

当然ながら法令を遵守した行動をとることなどが挙げられるでしょう。

 

採点方式や各小問の配点までは公開されていないため、

合格、不合格の基準はわかりませんが、

冷静に対応できた方々は難しい試験ではなかったのではないかというのが私の感覚です。

 

この後、口頭試験もありますのでしっかりと準備を進めましょう。

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